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マイクロエース 試作品ニュース




2022年3月に受注開始いたしました近鉄26000系「さくらライナー」のテストショットが到着しましたのでお知らせします!

当ページの画像はすべて試作品です。最終的な製品とは異なりますので、予めご了承願います。


「さくらライナー」は近鉄吉野特急の女王として確固たる存在感を放つ狭軌線のフラッグシップとして知られています。
名阪特急「アーバンライナー」の成功を受けて同車の流れを汲んだ、巨大な三次元曲面ガラスによって大胆に構成される流線形の前頭部が特徴の一つです。
前面腰部に配置された標識灯も「アーバンライナー」から引き継がれていますが、端部の丸みの処理と位置取りのバランスの妙によって、全体の印象がやや柔和な印象となりました。

マイクロエースでは今回はさしあたって「リニューアル工事および塗装変更が行われた後の姿」を製品化いたします。
画像のモ26100は車体後部に喫煙室が設置されたほか、運転室直後に出入台が増設されて大きく形状が変化しました。

製品化において特に注意を払ったのが前頭部の包括的な印象把握です。
アウトラインの把握はもちろん、大きなフロントガラスからよく見える運転台のインテリアの再現と、腰部標識灯点灯の両立を実現。

運転室コンソールに彫刻された各種ディテールをご覧ください。
運転士左側のパネルの各種スイッチ類や受話器までも再現すべく彫刻を行っています。

前頭部を正面からご覧ください。
連結器については製品出荷状態で電連付マイクロカプラー(密連型)を装備します。
このため、特に部品交換等を行うことなくそのままで2本の編成を繋いでお楽しみいただけます。

本製品では新たな試みとして、前面シースルー構造のライトBOXを設計。
リニューアル工事によって運転室直後に設置された展望デッキの中央に設置された椅子や、縦方向に装飾の入った壁面の様子も再現しています。

2両の先頭車を連結した様子をご覧ください。
連結状態で半径280mmのS字カーブを通過可能なように設計しています。
※カプラー部品自体はA3665/783系やA7572/小田急60000形で使用しているものと同一です。

先頭車の床下にはライトスイッチを設けており、連結時の消灯にも対応しています。

モ26100の後ろ側には既報どおり喫煙室が設置されます。
車内の仕切りがシースルー構造で再現されるのはもちろん、通路側の窓の裏側には手摺の彫刻を行いました。
細かい点ですが、客用扉の折戸には開方向を意識して戸当たりゴム部分の彫刻を行っています。

パンタグラフ周辺から妻板にかけてのディテールをご覧ください。
近鉄電車らしさを感じさせる母線と空気管の彫刻は立体感に気を配って再現しています。
パンタなし車の床下から一旦持ち上がる形状の配管もチャームポイントです。

製品における動力車はモ26300に設定、西武001系で新規採用した薄型動力を引き続き採用して実感的な座席部品の彫刻を行っています。
なお画像においては動力台車部品が未着ですので、仮に西武001系のものを装着して撮影しています。

モ26300にはリニューアルに伴って客用扉が増設されました。
実車においては該当箇所のみプラグ式のものが設置されており、製品でもこの状態を再現しています。

モ26400の床下機器をご紹介します。
担当者が拘った緻密な彫刻や立体的なアフタークーラー周辺は見所の一つです。

モ26200はリニューアル工事施工に際して3列配置のデラックスシートになりました。
通路を挟んだ椅子のみ、座席肩部に「握り」が設置されており、製品でもこの差を作り分けています。

マイクロエース製品で定評のある水回りを改めてご紹介します。
男子用小便所の「宙に浮いた手洗い」や、便器やシンク各部の底にある穴に至るまで抜かりなく再現します。


現在2022年の発売を目指して開発進行中!
開発進行状況は随時お伝えして参りますので続報をお待ちください。

近畿日本鉄道(株)商品化申請中

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